“タイプ別メイク方法”雑誌などで一度は見たことありますよね。
『きっと私は〇〇タイプ』と、数種類の中から適当なタイプにあてはめて試してみた!!
『でも、なんだかピタッとこない・・・。なんで~~?』 こんな風に思われている方、結構多いのではないでしょうか?
どういうことか・・・具体的に考えてみましょう。
まず顔型を挙げて分けてみます。
⇒丸顔・面長・四角・三角・逆三角・ひし形・タマゴ型などなど。
次に顔の印象を適当に挙げてみます。
⇒童顔、老け顔、濃い顔、薄い顔などなど。
さらに顔の特徴も適当に挙げてみます。
⇒ふっくら、シャープ、小さい、大きい、細い、太いなどなど。
ココまで分類していきますとやっとお顔立ちがつかめてきましたね。
でも、タイプをそれぞれ組み合わせると・・・?
なんと、これだけでも150パターン以上にもなってしまうんです。
さらにパーツの配置や特徴が絡んでくると、もはやタイプ別に分けるなんてムリって感じますね。
数百パターン別に説明されているマニュアルなんてないですもんね。
実際のほとんどの“タイプ別”マニュアルは種類が少なすぎです。
あくまでも大雑把にタイプ分けしているだけですから・・・
顔型をわずか数パターンに分けても、大まかなことしか参考にならないと思います。
一つの分け方から判断できることはとっても少なく、しかも平均化されてしまうんです。
それぞれの特徴を吟味してこその、総合判断が必要だと思います。
厳密にはお顔の数だけ似合うメイク法があるわけですから。
人(特に我々日本人)は好んで、〇〇タイプと分類したがるようです。
血液型や星座、あるいはカラータイプやメイクでの顔タイプもそうです。
実は、簡単に“タイプ別”で解説できるメイク方法は、初歩の初歩的How toで、
説明する側にとっても説明しやすくわかりやすい、でもその反面、
それだけでメイクの仕方を判断するのは限界があり、間違いのもとになることがあります。
マニュアル時代の我々は陥りやすくついつい(私も)してしまいがちですが
逆に混乱したり勘違いしてしまう原因になってしまうことがありますね。
ではどうしたらよいのでしょうか?
タイプ分けは無意味なんでしょうか?
いえいえ、まったく無意味ということではありません。
ただあくまでいくつかの中の方向性を示したもの程度と考えてみてはいかがでしょうか。
先にも書きましたように総合判断なんです。
一つの分類ではなく、いくつかの“タイプ別”を参考に試してみることですね。
写真や画像を撮って後からチェックするのも参考になると思います。
さらに言えば、その際に必要な客観的な目線で総合判断をさせていただくために
経験豊富な人材として私たちがお役に立てるんだと思っております。
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